バイト代の全額を旅行に注ぎ込む女子大生 ウメ子の旅行記

都内の女子大生。COVID-19を機に旅行好きに。すべての行動の動機が旅行。紹介スポットにハズレなし!

【ガトーフェスタハラダ】工場見学の所要時間は?混雑回避テクも伝授

ガトーフェスタハラダというラスクをご存知でしょうか?
超高級品というわけでもなく庶民にも手が届くお値段だが品の良い袋に包まれていて、さらに化粧箱になんか入っていた日にゃもう贈答品にぴったりすぎる品物のアレです。

フランスっぽい見た目ですが、実は普通に国内産、しかも驚きの(?)群馬県で作られているものなんです。


私もこれを初めて聞いたときめちゃくちゃ意外でした。
群馬県民はガトーフェスタハラダ産みの県として誇りに思っているらしく、手土産などでよく購入するそう。

群馬にある工場では見学を実施しており、見学者だけの特別なプレゼントが用意されています!



このページでは、群馬県高崎市にあるガトーフェスタハラダ本社工場での
「工場見学の魅力」を中心に語りつつ、
「私が訪問した際にハマった罠」とその回避方法をまとめています。


入場無料・予約不要なので、思い立ったその日に行けるのが嬉しい!


それでは、工場見学の魅力をみていきましょう!最後にはラスクのおトクな入手方法も解説してます!



ガトーフェスタハラダはどんな会社?

はじめに、ガトーフェスタ・ハラダという会社自体の説明をチラッとご紹介します。もっと詳しく知りたいという方は公式HPをご覧になってください。

GATEAU FESTA HARADA(ガトーフェスタ ハラダ)

これを知ったうえで工場見学に行けば感動もひとしお?! 興味ない人は飛ばしてくださいね。

成り立ちは?なぜラスク作り?

1901年に和菓子の製造業者として発足し、その後、1946年に製パン業務に着手しました。この経験を生かしてフランスパンに到達したそうです。
そして現在はフランスパンにさらに手を加えたラスク作りを行っているというわけです。

時代とともに進化を重ね、生き残ってきた会社なんですね!


これは私の想像ですが…
1900年代前半は茶の間に和菓子が登場する機会も多かったものの、戦争もありだんだんと和菓子だけでは厳しくなってきた
→そして終戦後は食の欧米化を見越していち早くパンに目をつけた
という流れなのではないかと思ったりもします。

ラスクの名前など横文字の解説求ム

――GATEAU FESTAって?

ガトーフェスタと読みます。
GATEAUはフランス語で「ケーキ」などという意味。FESTAは「お祭り」。
私は、ラスクを買って皆で美味しい洋菓子パーティーを開きましょって解釈しました。

――ラスクにも「グーテ・デ・ロワ」とかいう難しい名前がついていますが…。

「王様のおやつ」という意味。由来は下記のとおりです。公式サイトより引用します。

フランスではお茶会のことを「グーテ・デ・ロワ」王様のおやつといい、とても贅沢で楽しいこととされています。この商品で贅沢に楽しいひと時を過ごしていただけたらとの願いにより商品名といたしました。(公式サイト)

――工場にも何か名前ありましたよね?

本社工場は「シャトー・デュ・エスポワール」と呼ばれ、希望の館という意味だそうです。 併設の販売所は「シャトー・デュ・ボヌール」(幸福の館)という名前がついています。

ちなみに高崎工場もあり、こちらの名前は「シャトー・ドゥ・クレアシオン」(創造の館)です。 creationをフランス語?っぽく?読むとクレアシオンになるんですね

工場のこだわり

ラスクの品質は決して落とさず、かつ低コスト化を追求するため、独自の製造ラインを導入しているそうです。
ラスクはフランスパンづくりから始まり、バターとグラニュー糖で仕上げ、包装にいたりますが、すべての工程でムラなく効率的に製造できるように、人、資材、設備の動線が考え抜かれています。

後述しますが、工場見学では従業員さん方の統率の取れた動きや、機械の動きに大注目です!

高崎工場と合わせて100~150万枚/日の生産を誇るそうです。

お菓子作りだけでない強み

環境問題に真摯に取り組んでいるのがこの会社の良いところなんです!

  • 工場内で、どこにどれだけのエネルギーを使っているのかを可視化するシステムを導入
  • 工場の屋上にソーラーパネルも設置し、必要電気量のピーク時の10~15%一部をまかなう
  • 製造過程で出る切れ端や余り物も徹底的に無駄にしない!飼料として再利用する

工場内のホールを貸し出すなどして芸術文化振興にも貢献しています。

【急ぎの人はここだけ読めばOK】工場見学の基本情報!混雑を避けるtipsも紹介

最新情報をチェックするため、お出かけ前には公式サイトを確認することを推奨します。

www.gateaufesta-harada.com

住所 群馬県高崎市新町1207
電話 0120-060-137(月曜~金曜 10:00~17:00)
開館日 月〜土(祝日含む)
開館時間 10〜17時(入場は16時40分まで)
休館日 日曜日、1/1〜1/3
駐車場 60台
入場料 無料
所要時間 最短15分(私は1時間かかった)

簡単にまとめると、
・平日か土曜日の、太陽が出ている間に本社工場に行けばOK
 (※見学可なのは本社工場のみ)
・19人以下なら予約不要!
 サマーウォーズに出てくるなつきちゃんちみたいな大所帯で行くのでなければ大丈夫。

最寄駅から徒歩13分らしいですが、歩いて来ている方は一人も見かけませんでした😂気候が良い時なら歩けないこともないですが、たくさんお土産を抱えて帰ることになるので車が断然おすすめです!

ナビでも問題なく検索できました◎

私が引っかかった罠その①:日曜日は休館日なので行くな!!

危険度:★★★★★

日曜に行こうと思って旅程を組んでいましたが、旅行の前夜にふと思い立ってHPを見たら休みなことに気づいて慌てて修正。

あのままだったらただ工場を外から眺めてホテルに帰ることになってた、アブネー


私が引っかかった罠その②:12~13時と16時以降は避けろ!!

危険度:★☆☆

お昼どきに行ったときは工場の生産ラインが一部止まっており、本当はこう動いていたんだろうなぁ…と想像しながら機械を眺めるしかありませんでした。
シャッシャッとアームが激しく動いて面白いので見逃すなかれ!!

2回目以降に訪れる人で、生ラスクだけ食べたければあえてお昼どきを攻めたら空いているかも?!

私が引っかかった罠その③:贈答品の季節には行くな!!!

危険度:★★☆

具体的にはお中元お歳暮の時期です。冬は特に混むらしい。

併設の販売所がDi○ney並みに混みます。
レジのおねーさんおにーさんたちは頑張って捌くのですが、なんせ一人あたりの購入量が多いので30分、下手したら1時間くらいは待つことになるのではないでしょうか。

12月初旬の土曜日昼頃で20~30分は待ったと思います。最後尾の位置は自動ドアから入ってショーケースに向かってぶつかる前まで直進したくらいでした。
場合によっては建物の外まで並ぶときもあります。



他の人が引っかかっていた罠:団体客が来ていたらタイミングをずらして販売所へ行け!!

危険度:★★★

工場の前にバスが停車していたら注意。団体客が来ています。

その人たちが全員販売所に行くと、列がそれだけでギュイーンと長くなり、並ぶのにも時間がかかります。
団体客が販売所にいそうなら先に工場見学へ、団体客が見当たらなければ販売所へいきましょう。

ちなみに位置関係はこんなかんじ。横並びだと思ってくださいね

  • 駐車場(大)
  • 駐車場(小)
  • 工場
  • バス用駐車場
  • 販売所

販売所はガラス張りなので中にどれくらい人がいるか見えます!

チラ見してどっちから攻めるか決めましょう☆

工場見学の5つの魅力

工場見学で見落としたくない5つのポイントをご紹介します。
すでに行ったことのある方もきっと「こんなところまで注目してなかった…!」と唸る(かもしれない)ウメ子独自の視点からお届けします!

1. 世界中でここでしか味わえない試食

ラスクは一人につき2枚もらうことができます。

  • 1枚目→入り口の自動ドアを通った先のカウンターで
  • 2枚目→エレベーターで4階まで上がってからカウンターで

混雑時であれば列が出来ているので問題ありませんが、空いていると人がおらずどこでもらえるか若干分かりづらいかもしれません。
遠慮なく係員ぽい人に聞いてみましょう。


係員の方はカウンターでしか見かけなかったので、「話しかけたらそこがカウンターでその場でもらえた」となる可能性が高いと思います。笑

ちなみに、1階のカウンターでは試食だけでなく人数分のパンフレットとステッカーも貰えちゃいます!嬉しいお土産ですね♡

感染症の流行前はイヤホンガイドの貸出をここで行っていたようです。工場内の案内板に書いていない情報も喋ってくれていたらしいので、もし復活していたら借りてみましょう!

1階にも3階にも座る場所とドリンクがあるので、空いているほうで落ち着いて食べましょう。晴れている日には4階から群馬の山々が見渡せるのでおすすめ。

ドリンクは

  • 紅茶
  • コーヒー
  • ほうじ茶
  • レモンウォーター(たしか)

がありました。それぞれICEとHOTを選択でき、自分で紙コップに注ぐスタイルです。

非常に混雑していたわけではありませんが、ドリンクの前には常に数人の列ができていました。


ラスクに喉の乾きはつきものなので、パクっと食べてサクッと進みたい人は水筒を準備してくると良いでしょう。

1枚目は乾燥している普通のラスク(グーテ・デ・ロワ)です。
それでも工場内で食べるとなんだか普段より美味しく感じられるのが不思議です。

2枚目は、乾燥させる前のふわふわなフランスパンにバターと粉砂糖をまぶし、バーナーで軽く炙って焦げ目をつけた生ラスクです。

粉砂糖はたっぷりと、ラスク全体が真っ白くなるまで万遍なくふるってもらえます。それをバーナーで炙ったときにふんわり立ち上る甘い香りと言ったら!


考えるだけでたまりませんね。世界でここでしか食べられないので何度も通いたくなってしまいます。

2. 気になる工場内部

工場見学は1階→4階→3階→1階という順番でめぐります。
4階→3階のみ階段ですが、ベビーカーや車いすの方はエレベーターが使えるので安心です♪

4階では小麦粉からフランスパンを作るところが見られます。
材料をこねる機械や、こねて出来たタネを薄く延ばすための機械まで運んでいく様子です。

こねてモッチモチになったタネが大きなボウルにペタペタと転がり落ちていく様子は

「ちゃんとボウルに入る?!頑張れ!」

と応援する気持ちが湧き上がりますし、

タネを薄く延ばす機械に入れるときに、

ちゃんと入ったかどうか確認するミラーがあそこに付いてるよ。どこ?ほら、あそこあそこ!

などとウ○ーリーを探せモドキのことも楽しめます。

スタスタと通り過ぎてしまうと意外と気づきませんが、よく見ると、フランスパンを焼き上げてラスクにする過程はすべて飛ばされていますw
企業秘密なのでしょう

このあと1つ階を下って3階に行きます。

注目ポイントは人それぞれ異なると思いますが、私が面白いなと思ったところを紹介しますね!

  • これぞまさに職人技!チェックがぬかりない

    個包装された段階で割れがないかチェックし、さらにそこから袋詰めしたあとにもう一度入念にチェックされていました。おそらく鏡と思われる器具が置かれていたり、こまめに交代していたりして、絶対に見落とさないぞ!という強い意志を感じました。

    たしかに、せっかく買ったラスクが割れていたら悲しい…!裏にはこんな努力があったのですね。感謝。

    しかも1パックあたりのチェック時間が1秒くらいなんです。次々とレーンに乗って流れてくるので気を抜くとすぐに詰まってしまいそうなものですが、淡々とさばいていて本当にすごかったです。

  • 不良品を見分ける機械が有能すぎる

    巨大な機械のアームが忙しく右往左往して、ベルトコンベアーで流れてくるラスクのうち一部を弾いていました。どんな基準でNGとなったのか遠目からでは分からなかったのが残念ですが、人件費を削るために機械が活躍しているのだと思うとスゴイ!

    弾かれたラスクはNG用のレーンに乗っていきますが、レーンの最後には下に廃棄ボックスが置かれていて集められていきます。あそこで口をあ~んって開けて待っていたい!と思っちゃいましたw

  • 従業員さんの役割を想像するのも面白い

    従業員さんの中には防護服みたいなのを厳重に着ている方もいれば、結構軽装な方もいました。また、服のワンポイントの色も異なっていたので、直接ラスクのそばに立って検査する人、主に機械を扱う人、などで分かれているのかな?と思いました。

    ホワイトボードが奥にあり、なんだか分担などが書かれているようでしたが見えず…!残念。

私が引っかかった罠(?)その④:双眼鏡を持っていくとさらに楽しめる!!

危険度:☆☆☆

メガネじゃ従業員さんの真剣な顔がぼやけて見えてしまったのが残念でしたし、ホワイトボードの字も見えませんでした。何が書いてあったのか気になる!

双眼鏡なんて持っていったらライバル企業の視察と思われかねないので、子供を連れて行くなどしてうまく誤魔化しましょう。

恐らく普通なら15分くらいで見て回れるところを、私はこうやって従業員さんを凝視したり機械をボーッと眺めていたりして1時間くらい使いましたw

3. おそらく最安値の販売所

隣接の販売所において、どの商品をいくらで売っているかメモするのを忘れてしまったので正確なことが申し上げられなくて恐縮なのですが、その場で調べた限りだと

グーテ・デ・ロワ(スタンダードなラスク)とホワイトチョコレートがけのラスクはAmazonで購入するよりも販売所のほうが安かった

です。百貨店やその他の通販は調べきれませんでした。💦

販売所だと輸送コストが抑えられることを考えると、最安値に設定されていてもおかしくありませんね。

4. 多彩な商品ラインナップ

ガトーフェスタハラダはスタンダードとホワイトチョコがけのラスクが有名ですが、実は他にもたくさんの商品が売り出されているんです!
私のおすすめを紹介しますね!

  • グーテ・デ・ロワ プレミアム 販売期間:11月 ~ 4月下旬

    まず、包装紙が金色で高級感が溢れ出ています。袋を開けると割れ防止用の厚紙が一枚入っており、厳重に保管されていることがわかります。

    肝心のラスクですが、ミルクチョコが両面にかかっているうえに真ん中に金粉がちりばめられています。金は安定な物質なので舌の上で溶けることもなく味は感じませんが、見た目は華やかで非常にワクワクした気分になれます。もちろんお味の方も言うまでもなくめちゃウマです。

  • グーテ・デ・ロワ ソムリエ

    こちらは甘くないラスクが食べたい方におすすめ!「ワインに合う」をコンセプトに作られたラスクです。甘いものがあまり好きでない方も、お土産に買って帰ってはいかがでしょうか。買った当時の私はハタチを超えていなかったため、本当にワインに合うかは試したことないです。笑

    販売期間は特に記載がなかったので、年中売られていると思います。

  • ボンボン・オ・ショコラ 販売期間:1月中旬 ~ 4月下旬

    ラスクのコーティングに使われるチョコレートがそのままチョコonlyで売られているんです!これは買うしかない~!!あのチョコレートは本当にクリーミーで、ほっぺたが落ちるほど美味しいですよね。バレンタインにちょうどよい季節に売られています!

季節の他にも地域限定商品もあるので、全国のハラダ店舗を巡りたいですね~

5. 帰宅後も余韻を味わえる

工場に着いて車を停め、入り口に向かって歩いているときに、帰りの人々とすれ違います。販売所から出てきた人たちの手にある袋のなんとデカいことか。

「えぇみんなあんなに買い込んじゃって!自分は一回り小さな袋で済みそうだな」

などと思っていましたが、そんな決意も虚しく、結局私も爆買いしました。

だってどれも美味しそうなんだもの!!

私が引っかかった罠その⑤:買い過ぎ注意!!

危険度:★★★

でもね、たくさん買ったら買っただけ、家に持ち帰ったときの喜びもひとしおなんです。紙袋からひとつずつ取り出すときのワクワクが半端ない…!

あ、ちなみに紙袋は無料でつけてもらえるのでエコバッグ不要です(というか相当大きい袋じゃないと多分入り切らない量を買ってしまいます)。

販売所限定のフランスパン(300円もしないのに長い!)を購入して、家でバターと砂糖をつけて焼いて自作ラスクを食べても楽しい!

化粧箱じゃなくてもう少し8個入りとかの小さめのポーションで箱買いしたラスク、食べきると中にちょっとした秘密があります。
買った人を喜ばせるには、楽しませるには、と考え続けたハラダのこだわりが垣間見えます!
ぜひ探してみてください。

(おまけ)ラスクのお得なゲット方法の調査結果

ガトーフェスタハラダ株主優待でラスクゲットできないかな―と思い調べましたが、上場していないみたいです。
当然、株は買えませんし、株主優待もありません…。残念です😣

ふるさと納税を調べたところ……群馬県高崎市への寄付でラスクをgetできます!

ふるさと納税自体は割高な寄付なのでおトクではありませんが、ただ納めるだけだった税金で返礼品がもらえると考えればお得という理論です。

「さとふる」や「ふるなび」にはなくて、「ふるさとチョイス」で見つけました!
ぽちっとしたら検索画面に飛べます~

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